導入前の準備を整える
環境と学習を整備
オンライン診療を導入する際は、まず病院にオンライン診療システムを用意します。
通話ができるアプリだけでなく、予約管理や問診票の作成、患者情報の管理まで行える仕組みを選ぶと運用が安定します。
あわせて、パソコン、カメラ、マイクなどの機材を整え、通信が途切れないネット環境を確保しましょう。
Wi-Fiが不安定だと、診察中に映像や音声が乱れ、患者の不安や誤解につながります。
導入前に回線速度や接続状況を確認し、必要なら改善することが重要です。
また、オンライン診療を始めるには、厚生労働省が定める講習への参加が求められます。
講習では注意点や運用の基本を学べるため、内容を理解したうえで次の準備に進みましょう。
届出で正式に開始
オンライン診療を行うには、患者から事前に同意を得る必要があります。
そのため、同意書を準備し、診療開始前に記入してもらいましょう。
同意があれば、患者もオンライン診療の特徴や限界を理解したうえで受診できます。
さらに、オンライン診療を始める際は、病院の所在地を管轄する地方厚生局へ届出を提出することが決まりです。
提出書類には、基本診療料の施設基準等に係る届出書や、情報通信機器を用いた診療に係る届出書添付書などがあります。
これらを提出しないまま診療を行うことは認められません。
無許可で開始すると後に大きなトラブルに発展する恐れがあるため、手続きを確実に行い、正式な流れで導入してください。