患者の話を丁寧に聞く
見落としを防ぐ
対面診療では、患者の表情や動き、皮膚の状態などを直接確認でき、必要に応じて触診や検査へ進められます。
そのため原因を特定しやすく、治療方針も立てやすいでしょう。
しかしオンライン診療では、画面越しの情報に限られるため、症状の重さや緊急性を判断しにくい場合があります。
結果として、病状を見落としたり、誤って軽く判断したりするリスクがある点は理解しておく必要があります。
また、オンライン診療は機器操作が前提になるため、高齢の患者や不慣れな患者は接続や操作でつまずくことがあります。
その場合は、スタッフが手順を説明し、必要に応じて事前に練習やテストを行うなどの配慮が必要です。
導入時には、こうした課題を想定した体制づくりが欠かせません。
聞き取りが鍵
誤診や見落としを防ぐためには、患者からの聞き取りを徹底することが最も重要です。
いつから症状があるのか、どこがどのように痛むのか、悪化する条件は何か、発熱や息苦しさの有無などを具体的に確認しましょう。
患者の言葉が診断の手がかりになるため、質問を短く区切り、答えやすい形で進めることが効果的です。
また、事前に患者へ「症状の経過や服薬状況を整理しておいてください」と伝えると、診察がスムーズになります。
さらに、相談しやすい雰囲気を作ることも大切です。
医師が丁寧に話を聞く姿勢を示せば、患者は不安を伝えやすくなり、必要な情報が集まりやすくなります。
信頼関係を意識して診察を進めましょう。